名もなき映画日記

年間約150本映画を観ている大学生が、映画の感想と考察を中心に書いているブログです。

『リトルダンサー』の好きなシーンを語る。

映画『リトルダンサー』は2000年に製作されたイギリスが舞台の作品だ。

 

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泣いた。何回も。

 

 

家族愛に溢れてるんですよ、この映画は。

 

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作品のストーリーとしては、

 

子供達は毎週お金を払って週一で行く習い事で、男はボクシング、女はバレイをするというのが当たり前という風潮の中、

 

たまたま主人公のビリーが女の子だらけのバレイ教室に迷い込むことで、彼がバレイの楽しさに触れ、才能を発揮していくという話。

 

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[感動その1:父親が息子の受験資金のために、労組の運動を断るシーン]

 

ビリーの父と兄は炭鉱で働くブルーカラーの身であったのだが、エネルギー革命により石油がエネルギー源の中心になったことで働く場を失っていた。

 

その最中で労働組合が毎日起こすデモ活動に2人は参加していたのだが、息子のバレイ学校の受験費用の調達のために、仕事仲間を裏切るシーンだ。

 

はじめ父はビリーに対して、男がバレイをやることに怒り、自分も自分の父もボクサーであったことから断固反対していた。

 

しかし、彼の圧倒的な才能と情熱に目を奪われ、自分の未来と息子の未来の明暗の違いを見つめ、決断する。

 

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[感動その2:ビリーと兄との別れのシーン]

 

ビリーがバレイ学校に行くことが決まり、引越しの際のバスに乗るシーン。

 

別れの時は普通にしていた兄が、バスのドアが閉まる瞬間に、「Miss you...」と呟くが、ビリーには聞こえず、そのままバスが行ってしまうのだ。

 

 

思い出すだけで涙がもう。。。

 

 

[感動その2:おばあちゃんが孫を見送るシーン]

 

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これは映画序盤で、ボケが始まってしまったおばあちゃんが明け方から家の外に出歩いてしまい、ビリーが連れ戻すシーンだ。

 

そのおばあちゃんが、

 

ビリーとの別れの時に、強いハグを5秒して、何も言わずにドアの方に押し出すのだった。

 

誰よりもビリーがバレイダンサーになることを望み、亡くなったお母さんの母親がわりとなって応援していたおばあちゃん。

 

 

そのおばあちゃんが言葉を発さずに強い抱擁をして、力強く孫を送り出す姿は、もう涙が止まらなくなる。ほんとに。

 

 

観たことがある人は、これに共感してもらえたら嬉しいし、

まだ観てない人は、これを機にじっくりとビリーとビリーを支える人たちの温かさに浸ってほしい。